- 誰かに頼まず自分でネットショップを作りたい
- なるべく費用はかけたくない
- 知識がなくても簡単に操作できるのが理想
そう考えてネットショップを探した時に、「BASE(ベース)」と「STORES(ストアーズ)
」どちらを選べばいいかで悩む人が多いはず。

「BASE」と「STORES」どちらが売れるかというと、どちらで作ってもいっしょ。売れるか売れないかでイチバン重要なのは、商品力の問題だからです。
じゃあどこで選ぶのか、私が考える比較ポイントはこの3つです。
- 独自ドメインが大切なら「BASE」
- 実績があるなど売上が予想できるなら「STORES」
- 無料ホームページと連携するなら「BASE」
時間をかけてネットショップを作るからには損をしたくない、そんな人に向けて選ぶポイントをご紹介します。
まずは2020年の最新事情を確認
検索して見つかる「BASEとSTORESの比較情報」では、古い情報もあります。確認しておくべきポイントは”STORESは2019年7月にプランが大幅に変わった”ということ。
- 無料プラン1商品当たりの画像登録数が4枚から15枚へ
- 無料プランでもGoogle Analyticsとの連携が可能に
- 有料プランの決済手数料5%が3.5%に大幅値下げ
その他にも無料プランの制限が少なくなり、結果として、STORESの無料プランと有料プランの違いがほぼなくなりました。
STORESの有料プランのみの機能・決済手段は以下です。
- 独自ドメイン
- アクセス解析
- サービスロゴ非表示
- 送り状CSV出力
- 代引き支払い
- Amazon Pay
- 決済手段カスタマイズ
STORESの無料プランでは画像登録数の制限があったことから「無料ではじめるならBASE」と言われていていました。
けれど2020年現在は、STORESの無料プランもBASEと比較して十分な機能になっています。
独自ドメインが大切なら「BASE」

独自ドメインとは「hatarakurashi.com」のように、自分の好きな文字列で作ったURL(ホームページアドレス)のこと。

ネットショップが成長してくると”今のシステムでは物足りない”ということも発生するかもしれません。
自分で取得した独自ドメインを設定できるシステムであれば、そのドメインを別のシステムでも使い続けることができます。
BASEは無料プランで独自ドメインの設定が可能ですが、STORESでは月額1,980円の有料プランでないと設定できません。

独自ドメインはSTORES内での新規取得に限り、一度取得された独自ドメインの変更や、移管手続き(外部からの移管、外部への移管)は行っておりません。
–独自ドメインについて教えてください| よくある質問|STORES
つまりは、STORESでは【自社取得の独自ドメイン】を使えず、STORESで取得した独自ドメインはSTORESが保有する形。退会する場合には手放さなければなりません。
もしサービスの利用を終了してしまう時がきたとしても、使っていた独自ドメインを使い続けたい、という人には「BASE」がおすすめです。

実績があるなど売上が予想できるなら「STORES」
BASEとSTORESの決済手段には以下の違いがあります。
- 【BASE】かんたん決済=審査なしですぐに決済手段を導入できる
- 【STORES】クレジットカード決済に審査が必要だけど決済手段が豊富
売上金額に応じてじわじわと影響力を増してくるのが、決済手数料です。
- 【BASE】かんたん決済手数料3.6%+40円+サービス手数料3%
- 【STORESフリープラン】決済手数料:5%
- 【STORESスタンダードプラン】決済手数料:3.6%
BASEは1件ごとに6.6%+40円の手数料が必要となるので、STORESの方が決済手数料が安く設定されています。

<売上4万円の場合の手数料例>
- 送料込1,000円で40件(4万円):106円×40件=手数料4,240円
- 送料込2,500円で16件(4万円):205円×16件=手数料3,280円
<売上5万円の場合の手数料例>
- 送料込1,000円で50件(5万円):106円×50件=手数料5,300円
- 送料込2,500円で20件(5万円):205円×20件=手数料4,100円
対してSTORESのスタンダードプラン決済手数料3.6%に月額1,980円を加えて、STORESの手数料をシュミレートしてみると…。
- 4万円の売上:決済手数料1,440円+月額1,980円=3,420円
- 5万円の売上:決済手数料1,800円+月額1,980円=3,780円
- 10万円の売上:決済手数料3,600円+月額1,980円=5,580円
月額費用が必要となるプランであっても月額4万円以上の売上が見込めるのなら、手数料がBASEよりも安くなっていきます。
BASEとSTORES決済手段比較
決済手段 | BASE![]() |
STORES![]() フリー |
STORES![]() スタンダード |
---|---|---|---|
クレジットカード | ○ | ○ | ○ |
コンビニ決済 | ○ | ○ | ○ |
銀行振込 | ○ | ○ | ○ |
キャリア決済 | ○ | ○ | ○ |
Paypal決済 | ○ | ○ | ○ |
後払い決済 | ○ | ○ | ○ |
代引き | × | × | ○ |
楽天ペイ | × | ○ | ○ |
Amazon Pay | × | × | ○ |
※2020年8月現在
無料ホームページと連携するなら「BASE」
アメーバブログで有名なサイバーエージェント社が提供しているサービス、アメーバオウンド。
シンプルでおしゃれなホームページやブログを、無料で作成できるツールです。
デザインのほとんどが画像メインの見せ方になるため、飲食店やファッション、アーティスト、ネットショップなど、写真で見せることのできる業種に向いています。



すでにBASEでネットショップを開設している場合には、アメーバオウンドの管理画面[ショップ開設]→[無料でネットショップを開設]から連携できます。

開設の先の画面で、BASEのメールアドレスとパスワードでログインして、アプリを認証します。


BASEとSTORES、どっちがいいかそれでも悩んだら?
- サイトの成長に合わせて移転も検討
- 売上の実績がなくお試しの段階
- 無料ホームページとも連携したい
- 使い続けたい独自ドメインがない
- 決済手段は多い方がいい
- 決済手数料をなるべく抑えたい

はじめてのネットショップならなおさら、わからないことだらけです。無料で登録できるのだから、まずは試しに登録してみるのがおすすめです。
- 管理画面はわかりやすいか
- 必要な機能は揃っているか
- わからない点を解決しやすいか
実際に触ってみることで、気づくこともでてくるはず。
注意しておきたいのは、STORESはクレジットカード決済の導入に審査が必要という点。有料プランを契約した後に、いちばん利用者の多いクレジット決済が導入できないとなると損してしまいます。
後から”しまった〜”とならないように、事前にチェックしておきましょう。


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