”ネットショップを作りたい”と相談された時に、ネットショップ初心者かつ予算に余裕がない場合には「無料でスタートできるカートBASE」をおすすめしています。
ネットショップを作る場合、カート選びに考慮する点があります
カート選びで考慮する点
- 【商品の売上実績】売上がなければ選んだ有料カートの月額費用が負担に
- 【担当者のITスキル】知識がない場合は管理画面の使いやすさも考慮
- 【どんな機能が必要か】後から気づくと費用がプラスorカート乗り換え
その点BASEは月額無料&スマホひとつで運営できるので、ネットショップのお試しとしても最適
さまざまなネットショップカートを利用してきた視点から、具体的にBASEのメリット・デメリットご紹介します。
- 商品が売れるかどうかわからない(実績がない)
- 難しいことは苦手(Webの知識はあまりない)
- 売上がない時は負担0(ゼロ)がいい
BASEでネットショップを作ってあげると「BASEを選んでくれてありがとう!すごく使いやすい!」とお礼を言われることが多く、評判の良い無料カートです
ネットショップ初心者にBASEの評判がいい3つのポイント
6年連続 ネットショップ開設実績No.1*!2023年6月に200万ショップ突破!
※調査委託先:マクロミル(2023年2月)
「無料カートといえばBASE」と名前が上がるほど選ばれている有名カート。
ネットショップ初心者にとって評判がよいのは主に3つの点です。
- ネットショップを「リスクゼロ」でスタートできる
- インターネットが苦手な人にとっても操作が簡単
- 独自ドメインを無料で設定できる
評判ポイント1.ネットショップを「リスクゼロ」でスタートできる
BASEのメリットは、何といってもリスクゼロでネットショップをスタートできること。
”ネットショップにだせば商品が売れる”と夢見るものですが、決してそう甘いものではありません。
私自身、有料カートを使った多くのネットショップをサポートしてきていますが、”売れている(赤字にならない)”といえるサイトは1割に満たない感触です。
以下の条件に当てはまらないと、「有料のカートを使ってすぐに黒字化」というのは難しいかもしれません。
- 価格での競争力がある
- 「ブランド力がある」もしくは「魅力あるオリジナル商品」
ネットショップの最初のハードルは「集客」。ネットショップに訪れる人がいないと、売れるものも売れません。
すぐに売上につながらないと
次第に更新がめんどくさくなる
更新されていない=人の気配がなくなり、ますます売れなくなる
商品が売れないまま毎月の費用だけがかかる
・・・ということに陥りがち。
その点BASEは商品が売れなければ無料で、月々の経費がかかりません。
さらにBASEでは「在庫を持たない商品」を販売することができます。たとえば音楽データ・写真データ・PDFデータなどダウンロードできる『デジタルコンテンツ』です。
センスがあれば、オリジナルグッズだって作れてしまいます。架空で簡単にアイテムを作れて、1個から販売できる受注生産!
- 【スマホケース・Tシャツなどのグッズ】著作権を有するイラストや写真などをアップするだけ
- 【アクセサリー】用意された豊富なパーツの中から選んで組み合わせるだけ
オリジナルの商品を販売したい…という夢を、初期費用や面倒な手間なしで叶えられます。
評判ポイント2.インターネットが苦手な人にとっても操作が簡単
BASEは作りがとても簡単なので、”インターネットが苦手(自社で運営できるか不安)”という方にもおすすめです。
一目でどこで何ができるかわかる管理画面になっていて、感覚でサクサクとサイトを触れます。どの画面でも、わかりやすい説明が充実。
有料デザインテンプレートを購入すれば、オシャレなネットショップを作ることも可能です。
オシャレなデザインも、決まった場所に文字を入れたり、画像を入れたりするだけでサクサク作れてしまいます。
一度ネットショップを作ってしまえば、あとは受注管理だけ。わからないことがあれば、管理画面の中に「自動案内チャット」もあります。
”難しいことは全くわからない!”という人もスマホを触れるぐらいの知識があれば、スマホでの受注管理も簡単にできちゃうので、”BASEでよかった”と評判です。
評判ポイント3.独自ドメインを無料で設定できる
独自ドメインとは「miyazakilife.com」のように、自分の好きな文字列で作ったURL(ホームページアドレス)のこと。
無料ネットサービスの多くは、有料プランにしないと独自ドメインが設定できません。その点、BASEは無料で独自ドメインを設定できます。
URLを独自ドメインにするメリットは3つ。
- 覚えてもらいやすくなり信頼性があがる
- 独自のドメインパワーを蓄積できる
- 別のカートに乗り換えても同じURLを使える
ドメインパワーとは、検索エンジンからの信頼度。検索順位を上げていくためにはドメインパワーも大切で、独自のURL=他に影響されない自分だけの信頼性を高めていくことができます。
最初はBASEで十分だとしても、売上が上がってきて”もっとこうしたい”というこだわりが出てきた場合には、別のネットショップカートを検討することになるかもしれません。
そういう時に独自ドメインを利用していると、URLそのままで別のネットショップカートを使い続けることが可能です。
ショップカードや名刺などに記載したネットショップのアドレスを変更せずにすみます!
ドメインを取得する場合は、「ムームードメイン
BASEのサポートページでも、この2つの設定方法の説明があるので、わかりやすいかと思います。
無料カートBASEのメリット
無料のカートだからといって、商品が売れないということはありません。
ネットショップで売上をあげるために大切なのは、この3つ。
- 魅力的な写真や画像
- 商品の魅力が伝わるコンテンツ(説明文・商品詳細)
- 価格(商品の価格・送料など)
BASEは無料のショッピングカートといえど、”これで無料?!”と驚くぐらいネットショップで売上をあげるためのサービスや機能が充実しています。
その一部をご紹介します。(2020年3月現在)
ネットショップ初心者をサポートする無料サービスが充実
ネットショップでは、実店舗と同じように”おもてなし”が大事です。BASEでは、お客様のおもてなしのためのサポートまで”無料”で対応してくれます。
特に嬉しいなと思うBASEの無料サービスは以下の3つです。
- 無料の商品撮影サービス
- 無料のラッピング梱包キット
- ネットショップで売上をあげるためのヒントがたくさん
無料の商品撮影サービス
費用を削るために、自分で撮影しがちな商品撮影。ネットショップでは写真1枚で、印象が変わってしまいます。
特にアパレル商品。この服は青色?紺色?適正な色で撮影ができないと、お客様は迷って購入まで至りません。
BASEでは月に1回まで、1度の申込につき10商品まで、プロのカメラマンが基本3カットを無料で撮影してくれます。商品によっては撮影できないもの(食品など)もあるので、ご注意を。
無料のラッピング梱包キット
ネットショップでは、梱包も大切です。お客様に届けるときの梱包や、お客様が誰かにプレゼントする場合の梱包。
特に初めて購入されるお客様に、商品を”丁寧に梱包”してお届けすると、ショップのよい印象につながるはずです。
BASEでは月1回の注文で、5枚のラッピング梱包キットを無料でプレゼントしてくれます。
ネットショップで売上をあげるためのヒントがたくさん
BASEでは、ネットショップの開設・運営・集客のノウハウを学べる「BASE U」というサイトがあります。集客に悩んだり、わからないことがあれば、BASE Uのサイトにたくさんのノウハウが詰まっています。
BASE U|ネットショップの開設・運営・集客のノウハウを学ぼう
BASE Uのサイトへは、管理画面に入れば、下部のリンク先からも移動できます。
豊富な決済手段を初期費用なしで利用できる
ネットショップで売上をあげるために大事なもののひとつが、豊富な決済手段。お客様の使いたい決済手段がないと、購入を途中で諦めてしまうことにつながるからです。
通常、決済手段によっては「初期導入費用」や「月額の費用」が必要となってきます。
BASEでは「クレジットカード」「キャリア決済」「銀行振込」「コンビニ決済・Pay-easy」「後払い」といった、豊富な決済手段を無料で導入することができます。
※2020年3月現在
商品を販売したときに別途決済手数料が発生しますが、これはどのネットショップカートを選んでも必要になるものです。
”ネットショップに欲しい”機能の多くが無料
ネットショップを運営していき、順調に商品が売れるようになると、”こういう機能が必要”というのに気づいてくるはず。
以下のような+αの機能は、ネットショップカートの多くが【有料プラン】でしか利用できません。
- アクセス解析:集客と購入率を高めていくための分析に
- クーポン機能:初回購入者やリピーターに特別なクーポンを発行して購入率UP
- 定期購入:リピート商品など定期的な売上を確保したい時に利用
こういった、さらにネットショップで売上をあげていくために”欲しい機能”が、BASEでは無料で使えてしまいます。
私が個人的に嬉しい機能が、商品ごとに配送を設定できること。”メール便なら送料無料”などの設定ができるんです。
さらにセール機能では、商品毎に時間設定まで可能です。
「カート型」 だけど集客もサポート
ネットショップは、大きく分けて「モール型」と「カート型」の2種類。
「モール型」は、楽天やAmazonのようなショッピングモール。集客力はありますが、独自ドメインが設定できないというデメリットがあります。
「カート型」は独自ドメインが設定でき、ショッピングモールのような制限がありませんが、集客力が弱いというデメリットがあります。
BASEはカート型ですが、集客をサポートしてくれます。
ショッピングアプリ『Pay ID』に商品が並ぶ
『BASE』の集客力はどうなんだ?という点においては…
商品を出品すると、累計ID登録者数1,100万人を突破したショッピングアプリ『Pay ID』に商品が並びます。
カート型のネットショップでは集客がいちばん苦労する部分ですが、その点のサポートがあるのが嬉しいポイントです。
ただ、やはり集客の努力は必要です。Facebook・Twitter・InstagramといったSNSで紹介したり、サイトのURLが入ったチラシやカードを作ったり、集客のためにさまざまな工夫をしましょう。
Instagramで集客して商品を販売できる
BASEではInstagram販売Appで商品を簡単に連携して、Instagramの投稿から直接商品を販売することもできます。
Instagramではタグ付けの工夫やおしゃれな写真で集客をすることができるので、大きなメリット!
また、BASEは無料のホームページやブログ「Ameba Ownd(アメーバオウンド)」と連携することができます。ホームページのコンテンツをしっかり作り込んで、さらなる集客力UPにつなげましょう!
Google検索の広告費のサポート
嬉しいことに、BASEの管理画面Appsの中に「Googleプロモーションコード」があります。検索広告費2,500円で7,500円分がプレゼントなので、合計10,000円分の広告をだせます。
売れるかどうか試すにはまずは100人に見てもらうことが必要なので、テストマーケティングにぜひ利用しましょう!
無料カートBASEのデメリット
ここまで大絶賛のBASEですが、デメリットもあります。
初めてネットショップを作る人にとっては、あまりデメリットにはならないかと思います。
デメリットを感じる人
- デザインに細かなこだわりがある
- 自由にページを作成していきたい
- 売上金額と売上件数が多い→手数料が負担になる
ページデザインの自由度が低い
デメリットとして、全体的にページデザインの自由度が低いことがあげられます。ある程度、決まった場所にしか情報を表示できません。
特に商品ページ。
商品ページでは、商品画像を5点まで登録できて、サムネイルで表示されます。商品ページの商品説明部分ではHTMLタグが使えません(2018年5月現在)。
商品の魅力や想いを伝えづらいので、商品説明の中に画像も入れていきたいんですよね・・・。
簡単におしゃれなネットショップが作れる反面、「ここにこういう風に情報を載せたい!」というこだわりがある人にとっては、デメリットになるかと思います。
新規ページを自由に制作できない
BASEにはネットショップにとって多くの人が必要とする、以下のページが用意されています。
- トップページ
- 商品カテゴリ
- 商品ページ
- About(サイトの紹介など)
- ブログ
- プライバシーポリシー
- 特定商取引に基づく表記
商品への想いや、ギフトの種類などを紹介するフリーページを作成したければ、Aboutページを利用します。
たいていはこの1ページでこと足りますが、「こういうページも別に作りたい!」という想いがある人にとっては、デメリットとなります。
比較表あり|売上金額と売上件数が多いほど手数料が負担に
無料で簡単にスタートできるBASEですが、すべてが無料というわけではありません。
注文の合計金額(商品代金+送料)に対して、BASEかんたん決済手数料とサービス手数料が必要となります。
- BASEかんたん決済手数料:3.6%〜+40円
- サービス手数料:3%
同じ売上金額であっても、1件あたり40円の手数料が必要となるので、売上件数が多いほど手数料が増えていくぞ
BASEと同じく無料でスタートできるので、よく比較にされるのがネットショップがSTORES
無料でスタートできるけれど、BASEと同じぐらいの機能性を求めるなら、月額2,980円のベーシックプランになります。
圧倒的に手数料が安い点で選ばれているので、デメリットも考えて選びましょう。
個人的にいろいろ比較したかったのでスプレッドシートを作成してみました
大まかな価格比較が可能なスプレッドシートを作成したので、参考程度にどうぞ。(リンクをクリックすると、Googleスプレッドシートのコピーが生成されます)
転載・再配布禁止
※計算式等に間違いがあるかもしれないので、ご了承の上、参考程度にご利用ください。
「BASEかんたん決済」の手数料を確認する方法
「BASEかんたん決済」を利用している場合には、別途アプリを導入しないと決済手数料を確認することができないため、決済手数料がいくらなのかわからないまま使用している店主さんもいるかもしれません。
大きくわけて、2つの確認方法があります。(参考:売上や手数料・サービス利用料の確認はできますかーヘルプ | BASE)
知識がないと公式サイトの説明も、最初は理解できなかったので簡単に解説!
1.売上データダウンロード Appsをインストールする
注文情報や注文内容をCSVデータでダウンロードが可能になります。説明には以下の文章があります。
注文ごとに「商品代金」や「送料」も確認することができますので、手数料等を計算される際にご活用ください。
ということで、自分で計算する必要があります。PCを使用したり、エクセル等を使いこなせない場合には手数料の把握が難しいかもしれません。
2.会計ソフトとの連携アプリを利用する
BASEには各種手数料等を取り込み可能な、他社が提供している売上管理サービスへの提携Appが用意されています。
- 売上管理 by マネーフォワードApp
- 売上管理 by freee(フリー)App
確定申告のための会計ソフトをまだ契約していなく、BASEからの売上が主なのなら、連携しやすい会計ソフトを選ぶのもおすすめです。
- 無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」
(年払い980円/月、無料お試しあり) - はじめてでも安心のサポート体制 マネーフォワード クラウド確定申告
(年払い900円/月、1ヶ月無料トライアル)
BASE⇔カラーミーショップの乗り換え
BASEの手数料が高くなった、カラーミーショップの売上が減り維持費が負担になった。そんな理由でBASEとカラーミーショップは互いに乗り換えが多いショッピングカートです。
安定して売上が月15万円以上になったらおすすめ!
- BASEよりも決済手数料が安い=売上が一定以上あれば月額費用がかかっても同じくらいか安い
- BASEよりもページデザインの自由度が高い
- BASE同様、スマートフォンから「受注」「発送」「在庫」の管理や分析を効率的にできる
カラーミーショップは充実したサポートにも定評があり、成長に応じたプランが用意されています。
一定の売上を確保できるようになったら、困ったことも相談しやすいカラーミーショップ
「BASEかんたん決済」と異なり、商品代引・銀行振込・ゆうちょ振替以外の各決済システムは、カラーミー提供ではなく、決済代行会社から提供されているものとなるため別途契約が必要です。決済手数料も各社から請求されます。
ネットショップを選ぶ際には「自分がしたいことができるか」「管理画面は触りやすいか」がわかれば良いので、まずは登録してみましょう。30日間無料でお試しできます!
カートを乗り換えても同じショップURLを使い続けるためにも、BASEを利用する際には「独自ドメインの取得・設定」をおすすめします。
BASEと比較しておすすめの無料カートは?
BASEとよく比較にあげられるのが、同じく無料カートからスタートできる「STORES(ストアーズ)
BASEよりも手数料が安くなりますが、機能も少なくなります。ただ、ネットショップは「自分がしたいと思っていること」を実現できれば良いので、使用したい機能があればその点は問題ありません。
デメリットとしては、独自ドメインの自由度。
STORESは自社取得の独自ドメインを使えず、STORESで取得した独自ドメインはSTORESが保有する形。退会した場合に手放さなければならないデメリットがあるので、ご注意を
独自ドメインはSTORES内での新規取得に限ります。 すでにオーナー様がお持ちのドメインを利用することや、STORESで取得した独自ドメインを外部サイトへ移管することはできません。
–【ストアURL】独自ドメインについて教えてください| よくある質問|STORES
商品数がそれほど多くないのであれば『ペライチ』という選択肢も!
ネットショップ初心者はまずはBASEで学ぶべし
ネットショップ初心者だと、どういう機能が必要で、どうやって売上をあげていいかわからないことも多いはず。
ノウハウがないなら、無理して有料カートでスタートするよりも、無料と思えないほど機能が充実しているBASE
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