猫に「ノミ(蚤)」を発見したら、100匹はいると思って速攻で駆除を!
新たな発生を防ぐためにも「ノミの卵」から考慮しての対策がおすすめです。おすすめの駆除方法や、ノミの生態についてもご紹介します。
投与を嫌がって暴れる猫への対策に「洗濯ネット」
うちのお猫様は、全て元ノラ。お庭で繁殖し、学校帰りの子供達に棒で追っかけ回されているのをみて放っておけずに捕獲、というお猫様もいます。
そんなお猫様は「人間嫌い・家族以外の猫嫌い」な性格で、なかなか触らせてもくれません(そのツンデレさもまた魅力)。
ただ、病院に連れて行くときや、薬をつける時には一苦労。そんな時に活躍するのが、100均でも購入できる網目の荒い洗濯ネット。
捕獲して、洗濯ネットに入れると身動きが取りづらくなります。爪を出して暴れて危険な時には、大きな布で包み込んで捕獲します。
捕獲できたら、薬を塗る部分に穴を開けて塗布します。
そしてまた、しばらくお猫様の人間不信度が増します・・・。
ノミ駆除タイプの飲み薬もあるようですが、十分な効果とは言えないよう。
(補足:お猫様は腎臓弱いので、飲み薬はオススメしないとコメント欄で情報いただきました。)
この方法で捕まえられない子もいるので、タモを用意するかな。。。
病院に連れて行ったり、いちばんお世話する人が嫌われるなんて、理不尽
トイレ時に捕獲するのはNG!トイレ嫌いになり、粗相につながる恐れがあります。
ノミを1匹発見したら100匹はいる?ゾゾゾとする「ネコノミ」の生態
あたたかくなる季節になると、繰り返すこの光景。
なんか痒いにゃー
ピン!
ぎゃー近寄らないで〜!!!
漢字そのまま、刺されると掻くほどに痒くなる「蚤(ノミ)」。日本の犬や猫には主に「ネコノミ」が寄生しています。
私の家は30年近く猫の多頭飼いをしていて、いままでさまざまなノミ対策を行ってきました。
市販の蚤とりシャンプー、薬用ノミとり首輪、ノミ取り櫛etc。
最近やっと気づいたのは、市販のノミ取りグッズは一時的にノミを弱体化させる・近づけない・減らすといった効果はあるものの、「駆除」というまでの効果は得られていないということ。
「猫にノミが近づかなければよい」という発想でいたのだけど、調べるほどにゾッとする事実がゾクゾクゾクッと!
ネコノミは卵からの駆除が必要な理由
- ノミが成虫になるのは約20〜35日
- 成虫は雌雄ともに吸血
- メスは吸血後48時間以内に産卵(1日平均10〜30個)、一生で800個以上
- 卵はつるんとしているのでポロポロ落下
- ネコノミの体内で発育した瓜実条虫(サナダムシ)が寄生することも
- ノミの快適温度は24℃、サナギで越冬
本格的にノミ退治をするのなら「卵」からの駆除を考えなくてはなりません。
一頭で100匹以上のノミがいるなら、うちにはすでに500匹以上はいる〜
卵からノミ対策できる「フロントライン プラス」
ノミを徹底的に退治しようと思ったら、「ノミの卵」から考慮しなくてはなりません。
猫の体からスルリと落ちたノミの卵。快適な条件下では約3~4日で幼虫となり、カーペットの下や隙間などに隠れて、フケやアカなどを食べて成長します。
市販のノミ取りアイテムでは「卵」まで効果がないため、動物病院で購入できる「卵まで考慮」されたアイテムがおすすめです。
時間がないという時には動物病院がネットでも販売しています。おすすめは、24時間以内にほとんどの成虫を駆除してくれる「フロントラインプラス」。※生後8週齢から
「フロントライン」はノミ・マダニの駆除薬として有名ですが、「プラス」がつくと成虫だけでなく、卵や幼虫の成長を抑制してくれます。
1回の投与で1〜1.5ヶ月効果が持続するので、その間にお部屋のお掃除も徹底的に行って新たなる発生を防ぎたいところです。
猫のノミを退治した後はお部屋のノミ退治
ペットのノミを退治しても、お部屋に逃げ出したノミや、落ちた卵から産まれた幼虫やサナギが生息しています。
掃除機でノミや卵を吸い取ったとしても「紙パックの中で元気に生きている」という、目を背けてはいけない事実。
再びお外に舞い戻ってきても困るので、紙パックの中でもノミを弱らせる「粉タイプの駆除剤」を併用するのがおすすめ。
「アース・ペット 薬用 ダニ・ノミ退治」は、ダニ・ノミの卵、幼虫、成虫に効果を発揮します。
ペットを退避させたお部屋に粉を散布して30分〜放置、掃除機で吸い取るだけ。
弱体したノミが戻ってこないように、吸い取ったパックは密封してゴミ箱へ。
お猫様が好きな場所から四隅まで、しっかりとお掃除をしておきましょう!
痒さがなくなったにゃー!
コメント
コメント一覧 (0件)
この時期困るよね(^^;
仕事柄、フロントラインはオススメ。獣医師も勧めてる。内部寄生虫にも効くし、腎負担が少ない。
畜産もほとんどイベルメクチン系統になったよ。
動物病院も塗布系がほとんど。激しい場合は注射の駆虫薬もあるけど。そうなる前に塗布型で。
お猫様は腎臓弱いので飲み薬はオススメしません。
今時飲み薬勧めるのは不勉強な獣医師かと。
ぢゅんくん、専門知識の共有ありがとー!内部寄生虫にも効くのか。ありがたやー。
ネットでググった情報で飲み薬もあったけど、飲み薬はよくないのね。。。
うぬー捕まえられない暴れん坊猫は、捕獲するしかないか。。。
この時期、夜中に道路で寝転がって涼んでいるお猫様も出てくるから、ヒヤヒヤする^^;