確定申告のためにクラウドの会計ソフトを探した結果、「Freee(フリー)」「やよいの青色申告オンライン」「マネーフォワード クラウド」の3つに絞った人が多いはず。

そこで「どんな考えの人がそのオンラインソフトをおすすめしているのか」、口コミを調べまくりました。
結果、私が導きだした結論はこれ。
- 知識がなくてもできる簡単さを重視するなら『freee
』
- 画面の見やすさ&コスパを重視するなら『やよいの青色申告オンライン
』
- 連携機能での効率を重視するなら『マネーフォワード クラウド
』
ちなみに私は『やよいの青色申告』に決めました。理由は使いやすさを重視しつつ、”お金の知識”もしっかり身につけていきたかったからです。
そして何より”初年度は無料”という、開業したばかりの零細個人事業主にとっての嬉しいサービスです。
確定申告するなら「青色申告がお得」の意味
白色申告にするべきか、青色申告にするべきか・・・。
青色申告はお得だという話が、どうお得なのかよくわからず、ずいぶん悩みました。

ざっくり説明すると、サラリーマンだった時には収入(給料)が課税対象額となり、残った分(手取り)から支払いをしていました。
これがフリーランス・個人事業主になると収入から支払い(経費)をして、残った分が課税対象額となるのです。

サラリーマンの場合、会社で課税対象額を代わりに報告してくれていましたが、フリーランス・個人事業主は自分で行う必要があります。
これが確定申告。(サラリーマンでも、税額控除をする人や副業をしている人は確定申告する場合あり)
確定申告する場合の形式は3種類。
- 【白色申告】簡単な家計簿レベル
- 【青色申告:簡易】家計簿+αレベル
- 【青色申告:複式簿記】素人はソフトがないと難しいレベル

白色申告よりも、青色申告(簡易)は手間がちょっとかかる分、最大で10万円を経費として認めてくれます。
青色申告(複式簿記)はさらに手間がかかる分、最大で65万円を経費として認めてくれます。

そして、この課税される金額(課税所得額)に対して、税率が変わってきます。195万円以下なら5%、195万円を超え330万円以下なら10%。(令和2年の場合)
つまり同じ300万円の収入で50万円の経費であっても、申告の仕方によって所得税額は以下のようになります。
結論、フリーランス・個人事業主なら青色申告一択です。そして、難しそうでも複式簿記にチャレンジするのがベスト!
ソフトを使えば、この複式簿記の青色申告書もわりと簡単にできるようです。

青色申告?白色申告?参考にした口コミ
確定申告書類の作成だけはひとまず終わったっぽい。あとで姉に確認してもらうけど、、、
それにしてもすごい簡単にできるんだね、これは青色にしちゃいますわな!簿記全然できない私でもできるってソフトさんすごいです
— 友 琴乃 (@tomokotono) February 11, 2018
確定申告の仕方は3つ
①白色
②青色・簡易
③青色・重め①と②は家計簿レベルの簡易帳簿を作ってPLを作ればOK
①のメリットはほぼ皆無
③は複式簿記でしっかりBSまで作らないといけない。つまり会計ソフト必須!
②は青色申告したご褒美として10万円、③は65万円経費を余計に認めてくれる。
— 税理士YouTuber☆ヒロ@5月節税本出版! (@hirotax) February 20, 2019
知識がなくても大丈夫な簡単さを重視するなら『Freee』
『freee』は、全く知識がないという人に”私でも簡単にできた”と大好評。反面、知識がある人にとっては使いづらい部分があるようです。
簿記の知識がないまま進めていきたい、という人にFreeeはおすすめです。
『Freee』の参考になる口コミ
僕最初MF使ってて、確定申告の時にまったく分からず
翌年Freee使い始めました。
請求書も無限に作れて同時に仕訳も出来るのでイイですよ。
MFに比べ簿記の知識殆ど必要ないですし。— とも (@otomotomo86) March 23, 2020
確定申告相談
freeは会計ソフトというより入力支援サービスなので、パターンを覚えて勝手に仕訳してくれるのだけど、例外を確認しての修正はしにくかった。
簿記を基にしたソフトで慣れてると使いにくいのかも。
でも自動入力は魅力よね。— デザビレ村長/クリエイター支援と起業の情報 (@szkjn) March 7, 2019
たとえばfreeeの仕組みは元来シンプルな簿記の仕組みを覆い隠して、複雑なインターフェースを提供している。これは簿記の知識のない人にとっては「便利さ」に見えるけど、簿記のシンプルな仕組みを理解している人にとっては、無用な複雑化にしか見えない。
— Ryusei (@mandel59) March 17, 2020
マネーフォワード・やよい・freeeのクラウド会計ソフトをそれぞれ1カ月使ってみたんだけど、皆に人気のfreeeが一番使いづらかった🤗
もともと業務で会計ソフトの入力に超慣れてたので、freeeの独特のやり方に戸惑った模様😇
でもデザイン一番好きなのはfreeeだった辛み🤣https://t.co/dWHf162WDf
— 久慈桃子@働くHSPライター (@momoko_kuji) March 13, 2020
freeeのメリット
・請求書機能あり(MFは有料別メニュー)
・エクセルインポート形式に融通が利くfreeeのデメリット
・他の申告ソフト連動機能がない(MFは達人と連動)
・品目などの補助科目的な機能が複雑個人的にはMFの方が使いやすさを感じるかな。
— 税理士 金子尚弘/子育て中 (@innovator_nao) February 22, 2019
freee愛用してるけど、とても困ってることがある。それは「見積書と請求書のテンプレートの備考欄が共通」なこと!!
チャットで担当者に聞いてみたら、やはり今は実装出来ていなくて、要検討とのこと。
変えるのそんなに難しいのかな。絶対みんな困ってると思うんだけど笑
— おぎの🦖UX / WEBデザイナー (@ogino_Design) August 31, 2020
『Freee』の料金(2020年5月1日から)

- スターター:月額1,180円/年額11,760円(980円/月)
- スタンダード:月額2,380円/年額23,760円(1,980年/月)
- プレミアム:年額39,800円(3,316円/月)
- 最大30日間無料で使用できて、請求書も作成できる
- メール・チャットサポート(電話サポートなし)
- レポートはスタンダードプラン以上
画面の見やすさ&コスパ重視なら『やよいの青色申告』
知識をつけながら確定申告の準備を進めていきたいという人におすすめなのが、『やよいの青色申告オンライン』。
サービス紹介ページでは「2人に1人が使っている」と書かれていて、実際に人に聞いても使っているという人が多いです。
SNSでの口コミでは、画面が使いやすいというものが多くありました。1年間無料でお試しできるというのも、安心ですよね。
ちなみに漢字の「弥生」は会社用、ひらがなの「やよい」は個人事業主用のソフト名らしいです。
『やよいの青色申告』の参考になる口コミ
会計ソフト、freeeからやよいの青色申告に乗り換えました!
やっぱりどう考えてもやよいの方が安いし良い。
1ヶ月一気にくるのキツくても分割にすれば問題無いですし。
— よしお@動画編集のご依頼受付中 (@yoshio_s) June 16, 2020
オンライン会計ソフト、fleeeとマネーフォワード、やよいを触ってみたけど、やよいがダントツで文字が読みやすいんですよね。
昨年度はマネーフォワードさん使って確定申告出したんですけど、老眼が始まってから画面が読みづらくて(;´Д`)
やよいさんにお引越ししました。
— リシュ@MHWIB(PC) (@MO_tetoku) March 6, 2020
ゆくゆくの確定申告書類作成のため
一番オススメされてる経理ソフト
「free」「MFクラウド」「やよいの青色申告」
を同時に使ってみてるが、今のところやよいが一番使いやすいなぁ。— ねこうさぎ (@qqq_nek0) November 18, 2018
一般の方(簿記未経験者)が入力した帳簿を直す作業こそ、意外と手間がかかるのですが、会計ソフトによって大きく異なります。
Freee → 入力は簡単かも、修正が面倒
MFクラウド → 入力は難しいかも、修正は楽
やよいの青色申告オンライン → なぜ弥生会計とデータ共有できない!!#確定申告
— 山田真哉@オタク会計士・YouTubeライバー (@kaikeishi1) March 4, 2019
『やよいの青色申告』料金

初年度はセルフプランが無償、または、ベーシックプラン・トータルプラン半額。※途中キャンセル可
- セルフ:次年度8,000円/年(666円/月)
- ベーシック:次年度12,000円/年(1,000円/月)
- トータル:次年度20,000円/年(1,666円/月)
- 請求書は別サービス
- 操作サポート(電話・メール・チャット)はベーシック以上
- 全プランでレポート機能あり
請求書作成は、別途で請求書作成サービス「Misoca(みそか)」を契約する必要があります。
月5通までの請求書作成なら無料プランでOK。15通までのプラン15が1年間無料で次年度8,000円/年となっています。

連携機能での効率重視で選ぶなら『マネーフォワード クラウド』
知識をつけながら確定申告の準備を進めていきたい、さらに効率化のために連携機能も重視!という人におすすめなのが『マネーフォワード クラウド』。
事前に事業用のクレジットカード作ったし、日常はキャッシュレス。的なリテラシー高めの人に評価が高い印象です。
クラウドワークス、ランサーズ、A8といったサービスとも連携できます。
『マネーフォワード クラウド』参考になる口コミ
マネーフォワード(MF)確定申告と弥生会計を一月同時試用してみた。個人的には弥生会計のフォーマットが好きだし見やすい!!
ただ、連携サービスや自動取り込みのスピードで、作業の効率化と時短で考えると、MFに軍配。
というわけでMFで有料サービスに登録いたします。
— Tenten (@Tenten89769274) February 11, 2020
みんなの確定申告から、マネーフォワードに移ってみた
・連携できるものは楽。楽すぎて不安になる(
・手動入力は、以前の方が高速に打てるUIだった…(慣れの問題もあるか?)
・レシートの撮影は諦めた…(エラー率高くてPCで入力したほうが早いしストレスもない
よって、今のところ🤔って顔
— やっくん (@rakynet) March 29, 2020
『マネーフォワード クラウド』の料金

- パーソナルライト:月額1,280円/年額11,760円(980円/月)
- パーソナル:月額2,480円/年額23,760円(1,980年/月)
- パーソナルプラス:年額35,760円(2,980円/月)
- 請求書も作成できる
- メール・チャットサポート(電話サポートは上位プラン)
- 全プランでレポート機能あり
私が最終的に選んだのは「やよいの青色申告」
オンラインソフトを選ぶまでかなり悩みましたが、選んだのは「やよいの青色申告」です。
- 1年間は無料で使える!
- 調べた簿記の情報も活かしていけそう
- 周りの人で使っている人が多かった
ある程度の知識があると「やよいの青色申告」が使いやすい=調べた情報を活かしやすい、と考えたからです。
全く何もわからないままだと、余計にわからなくなるというのもあるあるなので。
スタートしたものの、???状態の人はこちらも参考にどうぞ。

初めての確定申告、うまくいかないことも多くあるかと思うので、直前に焦らなくていいように早めの準備をしていきましょう。
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