ある時、ふと気づいた「お金のことを知らないとお金が出ていくばかり」ということ。
“お金の勉強”から目を背けていては貯まらないばかりか、損をすることにもなりかねません。
とはいっても何から学んでいけばいいのかわからない。
そう思っていた時に手にした本が、税理士 大河内薫さんと漫画家 若林杏樹先生の本『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!』。
漫画家のあんじゅ先生が、大河内先生に学ぶお金の話をマンガで解説している本なので、全く知識のない人も親しみやすくわかりやすい内容になっています。
お金の勉強のために購入をおすすめする3つのポイント
貯金をすると損をする?!あらゆる固定概念からの脱却
お金に対する漠然とある不安。
少しでも「お金」に対する不安を減らすヒントになったらと思って購入し、読み進めると大河内先生のお言葉。
お金を増やす方法は「投資」
そう思いつつも、とりあえずはとさらにページをめくると、あんじゅ先生が“本当にお金の知識がない人”の声を代弁してくれていました。
- 投資なんてムリムリムリムリムリ 怖い!
- 自分で学ぶのはめんどくさいし、損をしたくない
- 貯金すら大変なのに投資に回すお金はない
お金の不安を減らす近道は、お金について学ぶこと。この本では、知識ゼロからお金のことを学ぶことができます。
- 1章:貯金=安全ではない理由
- 2章:日常のお金の見直し(税金・節税・年金・医療保険)
- 3章〜4章:投資の基礎知識
- 5章・6章:投資でお金を守る方法
- 7章:投資詐欺など罠にはまらないためのポイント
「投資」という言葉に“自分には難しいし関係ないもの”という、理解することへのアレルギー。
でも実は薄々気づいている、お金についての知識が左右し広がっていく【持つ者と持たざる者の格差】。
あんじゅ先生が“難しいことはわからない”同じ立場にたって、わかりやすく親しみやすい漫画で伝えてくれるので、頑張って読み進み学んでいこうという気にさせてくれます。
この本では「貯金をすると損をする」ということを理解することからスタート。
「投資はムリ!投資はギャンブル」という固定概念も、大河内先生が少しずつ変えていってくれます。
「税金」や「保険」のことを理解し、不安やお金のムダを減らせる
漠然とあるお金の不安は「将来に何かあったら大変」という気持ちが大部分。
とはいっても、きちんと理解していることは少なかったりします。
- 年金はいくらぐらいもらえる?
- 病気になったときの費用について
- 保険の見直しは必要?
私の場合、年齢を重ねるたびに増えていく「民間保険」がネックになっていました。
毎年のように保険を契約している企業から“保険プランを見直しませんか”という連絡がくるけれど、どんな保険なのかを自分自身が理解できていないし、営業の言葉を信じて良いかわからなかったんですよね……。
本書の目的は「今ある収入と資金で、どれだけお金と自分を守る力を高めるか」
お金について学び、今の状況を見直すことで、お金を守る力につなげることができます。
お金を守るのは「投資」と理解できるとお守り本になる
全部で7章あり、3章から「投資」を理解していきます。
なるほど投資って怖いものじゃないのね、ちょっとやってみようかなと興味が湧いてきたところで5章・6章は実践編。
投資は“余剰貯金で貯金をするように行うもの”というイメージができてない段階では先に進めません。
貯金ができていない状況でも、いままでよくわかっていなかった「iDeco」や「NISA」を理解していくことで、まずは余剰なお金がでるように現状を見直していこう!という気持ちになれます。
チャートや「わかること&できるようになることリスト」があるので、いまの自分がどれぐらい理解しているのかを把握し、ステップを踏んでいけます。
この本を手元に置いておき、必要になった段階で本を開いて、また一つ理解を深めていく。そんな「お金のお守り本」になっていると思います。
「お金を守る」ためにお金を学ぼう
お金の話は「難しくてわからない」し「めんどくさい」、でも「お金には困りたくない」。
お金が嫌いな人は、いないはず。
『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 』の本は、これからお金を学びたい人の背中を押してくれる一冊になっています。
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